IT土方を辞めたい人におすすめの転職支援サービス

転職支援サービスの仕組み

転職支援サービスとは職業安定法における有料職業紹介事業のことで、一般的に人材紹介会社や転職エージェントと呼ばれています。

自分自身で求人を探し、応募するのではなく基本的には、求職者は登録をしてコンサルタントと連絡を取りながら転職活動を進めていくという形式をとります。

求職者1人1人に対し専属のコンサルタントがつき、履歴書の書き方、面接の仕方、求人市場の動向と求職者のキャリアのすりあわせなど転職にまつわる様々なアドバイスやサポートを行ってくれます。

コンサルタント自身もIT業界を経験していたり、業界の仕事に精通した人物であるため、ITゼネコンの多重請負構造の問題点や、IT土方から抜け出したいという転職希望者の要望を深く理解してくれます。

面接で事細かにヒアリングされるため、IT土方の企業を最初から省いてほしいと依頼すればそのような企業を紹介してくることはありませんし、コンサルタント自身が求人企業を調査しているためブラック企業を紹介されることもありません。

また、コンサルタントは求職者の強みを引き出すという能力にも長けています。例えIT土方の現場しか経験していなくてもそれまで使ってきた技術を詳細に分析し、求人市場における自分の求職者の新たな価値を見出してくれます。

転職支援サービスを利用するメリット

まず求職者にとってもっとも大きいメリットが求職者が無料で転職サービスをうける事ができる点です。手厚いサポートを無料で受けることができるのですから助かりますよね。

転職支援サービスを提供する人材紹介業者はどこで利益を得ているかというと、企業側になります。多くの場合が成功報酬型で、企業と求職者の契約が成立すると求職者の年収をもとに報酬が算定されます。
つまり求職者の企業との契約給与が高額であればあるほど人材紹介業者の報酬も高くなります。

企業側からしてみると求人に高い費用をかけるのでより企業の風土にあった長く努めてくれる人材を採用したいと考えています。

そのため、コンサルタントのスキルが低くかったり、コンサルタントの企業や休職者の調査不足、認識の甘さにより求職者が企業に定着することなくすぐに退職してしまうと、コンサルタントは顧客を失い、自身の営業成績に響くことになります。

ですからコンサルタントはそういった事態とならないためにも企業側はもちろん求職者からの聞き取りを綿密に行い、求職者が目指すゴールへとたどり着けるように努力します。これらは求職者側からしてみるとより自分の考え方やキャリア・スキルにマッチした企業をプロの視点で精査し、紹介してくれることになるので大きなメリットなのです。

また、人材紹介会社は非公開求人を多数抱えています。非公開求人はその名の通り、転職サイトなど表には出てこない求人情報です。

非公開求人の多くが、求人を急いでいるわけではないが、自社ににマッチした人材がいれば確実に手に入れたいと考えている企業であったり、募集人数が少ないため、人材紹介業者側でスクリーニングをかけて質の高い人材とだけ面接をしたいという意図があったり、極秘プロジェクトに携わる求人なので外部に求人情報さえも公開したくないと言った良い意味での訳あり求人です。

非公開求人は求職者にとってもと企業にとっても採用の確実性が高く、求職者にとってはライバルが少なく雇用条件が良い企業に就職できるため双方に有利なのです。

転職支援サービスのデメリット

以上の説明を読んでしむと転職支援サービスは良いところばかりと感じてしまうかも知れませんがもちろんデメリットもあります。

まず、コンサルタントの判断により企業が篩にかけられるため、自分の希望や待遇とズレた企業を紹介されてしまうと言うことがあります。

これはコンサルタントと再度打ち合わせをすれば解消されることですが、転職支援サービスはコンサルタントの紹介任せな面もあるため、自分の転職意欲は高まっているのに思うように転職活動が進まずにジレンマを感じてしまうこともあります。

しかし、コンサルタントとしても自分の転職支援サービスを利用して転職してもらわなければ利益が出ないため、他社の転職支援サービスに先を越されないように努力をしてくれます。

ですから求職者はよい転職をするためにもコンサルタントに任せっぱなしにするのではなく、コンサルタントををうまく転がして自分に有利に動いてもらうという位の気持ちで転職支援サービスを活用しなければなりません。

おすすめ転職支援サービス

①typeの人材紹介

typeの特徴はキャリアアドバイザーの顔が公開されていることです。

転職支援サービスはコンサルタントとの関係が重要だと書きましたが、やはり自分の担当がどのような人物であるのか不安になりますよね。typeのホームページではアドバイザーの得意分野や経歴などが公開されており、得意分野などで絞り込みをすることも出来ます。

紙媒体の求人が主流だった90年代前半から転職ビジネスを行っており、歴史が長いので独占求人が多いと言われ、求職者の年収アップ率が71%という驚異的な数字を誇っています。

IT土方は超過勤務が多く体力的にもキツイ、それなのに給料は低いという職場がほとんどです。
自分の仕事に見合った給与を得られる職場に転職できればやりがいもあり、スキルアップへの意欲も増すことでしょう。typeはIT土方から抜け出したいという求職者にとってとても魅力的な転職支援サービスだと言えます。

また、就職後は仕事に人間関係にと悩むことも多いはずです。そんな時に社内ではない外部の人間が話を聞いてくれたら客観的に冷静な判断ができますよね。typeは就職後のアフターケアが手厚いことても知られています。

このようにアドバイザーを転職のプロとして育てる自社のOJTが出来上がっており、安心して転職を任せることができます。

②レバテックキャリア

レバテックキャリアの強みは企業と求職者のマッチング精度の高さです。

レバテックキャリアを利用して転職後にすぐやめてしまった人はいないと言われているほど、企業と求職者のマッチングを徹底している企業です。求職者がすぐに退職してしまうと企業にとっても求職者にとっても不幸であり、それぞれの信頼を失うでしょう。

レバテックキャリアは企業側と求職者のマッチング精度を上げるために、人事担当者だけでなく
実際に雇用後に配属される部署のエンジニアプロジェクトマネージャとのミーティングを綿密に行い、コンサルタント自身が求人企業を調べつくしています。
だから精度の高いマッチングを提供することが可能なのです。

IT土方を繰り返しているとどうしても1つの職場に長くいるということがなく、キャリアやスキルの形成がなされません。レバテックキャリアのマッチング精度はそのようなIT土方を繰り返してきた求職者の心配を払拭してくれるでしょう。

③マイナビエージェント×IT

マイナビエージェントの強みは驚異的な非公開求人の数です。業界トップと言っても過言ではありません。

サイトで閲覧できる求人は、保有している求人の2割程度です。サイトで検索をかけていただくと検索で絞られた企業数の数倍、数十倍の非公開求人数があることがわかるでしょう。

この求人数を支えるのはマイナビエージェントの営業力です。業界内でも営業マンの人数は非常に多いと言われています。IT業界の求人市場は変化しやすく、特に現在はマイナンバー制度が始まったことでIT業界には2兆円以上の特需があると言われています。

この流れでいかにマイナビエージェントが良質な求人を抱え込むことができるか営業力が発揮されると言えますし、IT土方を抜け出したい求職者にとってもチャンスの時なのです。

IT転職で営業の仕事をするならば

IT転職を考えた時、技術スタッフだけではなく、営業職も募集していることがあります。
IT関連の技術に自信がなくても、IT関連の仕事をしたいという時、営業職という選択方法もあります。

営業職というと、あまりよいイメージがないかもしれません。
契約を取ることができなければ、成績も悪いということになってしまいます。
今でも各自の売り上げをグラフにして貼りだしているような、古いやり方をしている企業があります。
それが営業職のイメージを悪化させている原因でしょう。

IT関連の営業職というのは、いくつかの種類に分かれます。
1つはIT技術を持っている人が仕事を探すために登録を行う派遣業。
派遣会社、ということになります。
IT技術を売りにしている派遣会社で登録をしたスタッフの売り込みを行うという営業のタイプです。

2つめはシステムなどを開発する営業です。
このようなシステムを構築することができます、と企業側に売り込むタイプの営業です。
企業側から提案されたシステム構築などを行う方法もあります。

3つめはすでにある自社のシステムを企業に売り込む営業です。
すでにあるものを売り込むので、そのシステムについて熟知をしていなければいけません。

特にシステム開発を提案したり、すでにある自社のシステムを売り込むタイプの営業職は自分自身もIT関連の知識がなければ説明をすることができませんし、提案もすることができません。
営業職であってもこの2つは特にIT知識が求められます。

人材派遣であっても、売り込む企業に説明をするためには、ITの知識が必要となります。
パソコンとずっと向き合わなければいけない作業主体の仕事よりも、コミュニケーション能力などが求められるのが営業職なので適性が関係してきます。
自分が営業職に向いているのかどうか、しっかりと判断をしたほうがよいでしょう。
人と話すことが苦手、話を聞くことも苦手、という場合にはIT業界に限らず、営業職には向いていません。
話したこともメモせずに受け流してしまったり、対処方法を考えない人も営業職には向いていないでしょう。
実際、自分はどうなのか考えておくことも大事です。

外資系企業の場合、担当をする製品やサービスのスペシャリストが営業をすることも珍しくはありません。
国内資本の企業の場合には開発者と営業職は違うと考えているので、様々な自社のサービスを頭に入れておき、説明できなければいけないので、記憶力も求められます。

外資系のIT転職の特徴

外資系の企業での就業を目指す場合、どんなメリットがあるのでしょうか?
IT転職で外資系を目指すとかなり厳しいということがあるようです。
厳しいというのは、就業条件であったり、求められる技術力が高かったり、場合によっては英語力も求められる、ということです。

しかし高い技術力を持っており、それを生かす場所を見つけたいと思っているのであれば、外資系はよいでしょう。
求めている人材と自分の能力がマッチしているのであれば、外資系のIT業界に転職をするのはよいことだと言えます。

外資系IT転職をすると、収入がアップするということが期待できます。
もちろん、就業をする企業によっても給与水準というのは異なってくるものですが、同じような内容の仕事で国内資本の企業と外資系企業を比較した場合、外資系のほうが高収入を得ることが出来る、ということがあります。

また能力主義という面もあり、実力があればどんどん昇進をすることができます。
日本の企業の場合には未だに年功序列制度を採用しているところが多く、能力に見合わない役職がついていることが多いです。
これは長年勤務をすれば役職が上がる、イコール給料がアップするという自動的なシステムなので、実力のあるなしは関係がありません。
取り立てて大きな功績がないのに勤務年数を重ねていけば、役職を得ることが出来る日本独自の企業システムは、楽なのかもしれません。

しかし実力があるのに若いからという理由で昇進をすることが出来ない、ということがあります。
このようなシステムの逆にあるのが、実力主義の外資系企業です。
IT関連であれば、新しい知識や技術を持っている若い世代のほうが有利なので、昇進をすることも目指すことが出来ます。

転職経験の多い人が就業をしていることも多いので、新しい方法を導入しているというメリットもあります。
様々な情報が1つの企業に集められている、というメリットもあります。

他にも外資系のほうが有給を取得しやすい、仕事とプライベートの区別をハッキリさせることが出来る環境が整っている、ということがあります。
仕事面でも福利厚生面でも外資系の方が今の時代のニーズにマッチしている、ということができます。

IT転職で外資系を考えているのであれば、外資系企業への転職を専門に扱っている転職エージェントを利用していくとよいでしょう。
IT業界に限定せず、外資系企業への転職を支援してくれるので安心感があります。

IT転職で行う自己PRってどんなものがあるの?

どんな転職であっても、自己PRはとても重要なポイントになります。
どんなことを書けば良いのか、転職をあまり経験したことがない人であれば、分からないことは多いです。
では実際にIT転職で行う自己PRってどんなものがあるのでしょうか?
どういう言葉で表現をすれば、転職の際に有利となるのか、今は自己PRの例文集がウェブサイトにも掲載されているので、チェックをしてみるとよいです。
そのままの文章を掲載してしまうと、オリジナルのものではなくなってしまうので、参考にして自分の言葉を折りこんでいくとよいです。

IT転職の際にはIT関連の資格やキャリアを記載することが多いようです。
しかしそれは誰でも行っている可能性があるので、オリジナリティがありません。
企業側が求める人材なのかどうか、ということを自己PRで判断することもあります。
自己PRは人柄が出るものでもあるので、疎かにしないほうがよいです。

実際、自己PRはかなり書きにくいということがあります。
何をどんな風に書いたらいいのか分からない、ということがあります。
IT業界にも色々あり、その業界ごとの記載例を参考にすることが出来るサイトを参考にしてみましょう。

自己PRは転職活動を行う上でもっとも躓きやすい点なので、失敗をしないように注意をする必要があります。
今までの経験にあった業種の自己PRの文例集もウェブサイトには掲載されています。
これからのIT転職のためには、今までの経験をしっかりと自己PRの中に折りこむことも重要です。

自己PRはその人の日本語の能力をチェックするためにも利用されます。
国内資本の企業だけではなく、外資系であっても日本人の中で仕事をするのであれば、日本語能力というのは、コミュニケーションを図る際にベースとなるものです。
分かりやすい文章を記載することが出来るというのは、仕事をする上でも大事です。
これはIT転職に限ったことではありません。

IT転職は経験者が優遇されるから、と言ってIT専門用語をたくさん盛り込んだ自己PRを記載する人もいます。
それはマイナスになってしまうので、専門知識がない人であっても理解をすることが出来る文章を考えることがとても大事です。
IT転職をする際にはできるだけマイナス要素をなくしたほうがよいです。
ですから、文例集はとても参考になります。

他にもIT転職を成功させた人の体験談なども参考にしてみると役立つ情報が掲載されているので、よいでしょう。
自己PRというのは、転職の際にチェックされるポイントでもあります。

IT土方が定年を迎えることができない理由

IT土方に定年は存在するのか?

出向社員としてエンジニア・プログラマをしている皆さんは、いつまで働けるか考えたことはありますか?ある人は34歳で意識し、現場から一線を引きました。今回のエントリでは、ITエンジニアの事実上の定年について考えてみたいと思います。

プログラマ35歳定年説

Windows1.0が発売されたのは1985年、実はビル・ゲイツがちょうど30歳の時でした、驚きですね。しかも当時は通信回線も今ほど整備されておらず、GitHubのようにソースコードを自由にやり取り出来る環境ではありませんでした。また、パソコンの機種が限られていたため開発規模が小さかった事も1つ挙げられるかもしれません。
一方、今は開発スピードも開発効率も上がってしまい、またChefやAnsibleによるインフラのコード化、パブリッククラウドの普及といった背景もあり、プログラマ35歳定年説は現実を帯びてきました。
また、歳を取ると物事の原理は理解すれど、新しい物事(言語やアーキテクチャ)を理解できなくなってくる、また同時に手も動かなくなってくる、という事も挙げられるでしょう。手の速さは、若い時に身につけなければずっと遅いままです。

プロジェクトユニットへの参入障壁

単純なスキル見合いで若い人の方がプロジェクトユニットに組み込まれやすいという側面もあります。これは若い人の方が人月単価が安くなる傾向があるためです。同じスキルで同じポジションに配置する歳、Aさん/30歳/50万、Bさん/40歳/70万だと、特段の理由が無い限りAさんが選択されます。

35~40歳で老後を想像する

現実として、35歳前後で結婚や実家の問題などで、その後の将来を意識し始めるのではないでしょうか。もしかするともっと早い段階かもしれません。その時に老後が想像できるか・出来ないかが、これからIT土方を続ける分かれ目になるでしょう。
よく聞くのは、飲食業でやり直したり、タクシー運転手といった一定の資格を取れば出来る仕事にジョブチェンジされる方です。既に突出して何かに精通しているのであれば、そこまでに至る「自分なりのやり方」が出来上がっているので、新しいスキルを身につけるのも早いようです。

おわりに

IT業界の中では、誰でもマネージャになる事は出来ませんし、どこかで年下の上司が付く事もあり、どこかで先5年・10年といった見通しを立てる必要があります。世の中は様々な職業があるので、見聞を広げてみるのも良いのではないでしょうか。

キャリアアップのために行うIT転職

キャリアアップをするために転職をする、という人は多いです。
しかし転職がそのままイコールでキャリアアップにはならない時代です。
転職をしたからキャリアアップをすることが出来るのか、というとそうでもないのが現実です。

IT転職をすることでキャリアアップに繋がる、という考えはもう古くなってしまいました。
IT業界は経験者ではないと転職が難しい業界です。
専門的な知識がなければ役に立たないということもあります。

IT業界も今は飽和状態になっているため、転職をしたいと思っていても、かなり難しいですし、狭き門となっています。
ですから、他の人にはないような強みを持っていなければ、転職は困難でしょう。
ハイレベルな資格を取得するなど、PRをすることが出来るものを取得しておくのもよいです。

IT転職を行う際に面接まで行くと「キャリアアップとは何か」と質問されることもあります。
それに対してしっかりと自分の言葉で回答をすることが出来るようにしておくことも必要です。
どうしたら良いのか分からない、ということがないように、想定される質問に対して回答を考えておくことも必要です。

転職によって、キャリアアップをすることが出来る人もいますが、逆に自分の経歴の傷をつけてしまうこともあります。
こんな企業に転職をしなければ良かった、ということにならないように、転職を目指すIT企業のことをしっかりと調べておくことも大事です。

転職をする際の本当の理由が職場の待遇と不満、そしてやりがいを感じることが出来る仕事への就職ということであったとしても、それをそのまま伝えるのでは、インパクトも小さいです。
他人とは違った言葉で伝えていくことが大事ですし、求められます。

IT業界は専門性の高い業界なので、転職もレベルが高いです。
キャリアアップのため、という一言では転職は困難でしょう。
ただ漠然と自分の技術をよりハイレベルなものにするため、というのはありきたりです。
キャリアアップを考えてIT転職をする際には、専門の転職サイトを利用したり、エージェントに相談をしてみるとよいです。
そうすることによって、どういうキャリアを積みたいのか、という明確な目標を立てることができ、その目標に向かってどのような企業を選んでいくとベストなのかということも分かってきます。
自分だけで動くと目標を見つけることが困難となる可能性が高いので、専門業者を利用して相談をしていくことも大事です。

IT土方を辞めたい人へ処方箋

ITの仕事、辞めたいですか?

もしあなたが、日本のIT業界でしょっちゅう目にするような大企業であったら、そのステータスは維持した方が良いのかもしれません。
しかし、この記事を読んでいる大多数の方は、「IT土方」として企業に出向していたり、「ブラック企業」で請負作業でオフィスに寝泊まりを続けている方なのではないでしょうか。
もし、少しでも「自分の時間が欲しい」「疲れた」「楽になりたい」と思うのであれば、この仕事をすぐに辞めるべきです。

他社から出向というだけで、人間扱いされない現場

さて、日本の大手商社や通信系メーカーといったブランドの影には、人間扱いされていない人々が沢山居ます。いわゆる多重派遣であり、出向社員と呼ばれる方々です。
例えばプログラマとして他人のコードを引き継ぎ、継ぎ接ぎだらけの汚いコードを動くようにするのも、彼らの仕事です。
また、例えばシステムが不調な時にコンピュータが設置してある現場に駆けつけたり、アラート(警報)をキャッチして電話する人も彼らです。
また、SIerでプロジェクトを進めるにあたって、実際に手を動かしているのも彼らだったりします。

オーダーし放題のクライアント

次に、製作会社をみてみましょう。例えばゲームやウェブサイトといったコンテンツの製作とします。
元請けや中間の会社から修正依頼が来るとしましょう。しかし、それを寝るのも惜しんで1人でさばきつづけている現場もあります。往々にして中小の制作会社は人数が少ない為、プロジェクトに対し多くて数人しか付ける事が出来ない場合が多々あります。よって、結果としてブラック化している場合があります。

自分の時間を確保しよう

思ったより会社は自分が居なくても何とかなるように出来ています。「自分が居ないと~…」と思ってる方は、とりあえず1日休んでみましょう。案外何ともなかったりします。むしろ、有給休暇中に電話が掛かって来る職場こそ本当にブラックです。
もし、ちょっとでも「死にたいな~…」とか「楽になりたいな~…」とか考える事があるようならば、すぐに「メンタルへ!」です。最近は毎日当日枠があるメンタルクリニックもあります。そして、一度休職してみましょう。最初は色々大変ですが、人生が少しづつのんびりになってきます。

さいごに

短期的なストレスならば、お金で解決する事もあるでしょう。しかし皆さんにあるのは慢性的な疲労であり、きちんと時間で解決し、繰り返さない為にも、まずはIT土方であったりブラック企業を辞める・休む事が大切です。

ベンチャー企業へのIT転職の流れはどうなっているの?

IT関連企業は近年伸びていますが、企業の数も多いということがあり、会社を設立したいと考える人も増加しています。
これから会社を興す、または会社は設立したけど組織が人材の整備が行われていない、ベンチャー企業への転職を考える人もいるでしょう。
ゼロから関わっていく、というのはやりがいを感じることができます。

しかし、ベンチャー企業へのIT転職には注意も必要です。
大手企業のほうが安定をしている、組織も整っているので何かあった際にすぐに動いてくれるシステムが構築されている、ということがあるでしょう。
確かに安定感はあります。
しかし大手の場合には新しいことを始めるという気持ちが少ないです。
安定を求めるためにチャレンジ精神を失っていることが多いです。
新しいことを始めたい、自分で会社を作っていきたいと思っているのであれば、ベンチャー企業への転職はよいかもしれません。

しかしIT業界であれば、未経験者はベンチャー企業でも求めていないことが多いです。
IT業界は特殊な感じがあるので、経験者が優遇されます。
経験者ではないと、就業をすることができないことも多いですし、基本的な知識がなければ対応をすることができない、ということもあります。

大手からIT転職を行い、ベンチャー企業に就職をした人の中には、あまりにも仕事が大変で残業続きの毎日だ、という人もいます。
そこで気持ちが萎えてしまうということもあるでしょう。
しかしどこのベンチャー企業でもそのような状態になっているわけではなく、企業によっては残業時間なども全く異なってきます。

ベンチャー企業のIT関連に転職を考えているのであれば、その企業の将来性を考える必要があります。
この先、伸びそうな企業であれば、安心をして就業をすることができますが、沈没しそうな船のような企業というのは、未来を考えることが困難となってしまいますし、実際に難しいことがたくさんあります。
将来性を考えるというのはとても大変なことではありますが、就業をしていてなんとなく分かってくることもあるでしょう。

ITの仕事というのは、無限大なのでどういうことを行う企業なのか、よく調べてから転職をしたほうがよいです。
ベンチャー企業というのは紙一重の部分があります。
自分が今までIT関連企業で得た知識などを生かして企業の立ち上げに関わることで達成感を得ることが出来る場合もありますが、ITの知識を生かすことができない雑務などの追われることもあるので、精神力が必要となることを覚えておくとよいでしょう。

SEはIT土方なのか?

IT土方(どかた)とは?

日本のIT業界特有の、「キツイ」「汚い」「危険」を併せた3Kの職種を指します。
主に2パターンありますが、いずれも「孫請け」「ひ孫請け」といった建設業界に似た特有の業界構造により、「(納期・規則が厳しくて)キツイ」「(家に帰れなくて)汚い」「(精神衛生上)危険」といった状態に追い詰められているIT業界の底辺を示します。

「出向」という名の多重請負

ここでは「元請け」「一次請け」「二次請け」…といった形で、何重にも請負契約された後、すべてが客先出向勤務(つまり元請企業のオフィス)となる事を示します。元請けから請け負った企業までを、「3枚通し」といった言い方で表す場合もあります。

元請けとは、大手IT企業を指します。例えば「NEC」「富士通」「日立」「NTTデータ」といった企業です。彼らはプロジェクトを進めるにあたり、柔軟に人員をコントロールしようとしますが、自社社員は容易に解雇する事はできません。よって、取引口座のある「一次請け」に「◯人月」といった形で発注し、二次請け、三次請けと人員を確保していく形が常です。

「人月(にんげつ)」とは1人分の仕事(例えば8時間)×1ヶ月分(例えば20日)を指しますが、請負契約の為、与えられた仕事が終わるまで続きます。また、1人分×1ヶ月なので、人員の交代(0.5人×2×1ヶ月)でも成り立ちます。

また、多重請負の場合、元請け企業で扱う部署が異なる場合があります。例えば社員は「人事部」で、出向社員は「資材部」となる会社もあります。

出向先での扱い

客先常駐システムエンジニアは出向先では、まず何かしら人間的扱いがされない場合が多いです。例えば「オフィスのプリンターを使わせて貰えず、自社からメール便で送ってもらう」「常に2人1組で行動させられる」「オフィスの監視カメラが常時動いている」「オフィスが会議室の壁から丸見え」「社員が出社するのを早く来て待ってる」といったものがあります。

このような状況もあって、システムエンジニアの転職では客先常駐の下請け企業ではなく自社開発の企業を選ぶSEも多いです。

自社のオフィスで作業は出来るものの…

ゲーム製作やウェブ製作等に多いですが、自社で請け負った案件が終わらず、会社オフィスに泊まりこむ場合もあります。この場合、オフィスで寝る他ネットカフェのシャワーなどで過ごす場合もあり、一週間着替えられないこともあります。

終わりに

ネットで検索していくと、とても悲痛な叫びが聞こえてきます。しかし、私たちが安心してインターネットや銀行・コンビニといったものを使う一方で、IT土方の皆さんが支えてくれている、というのが現状です。アメリカ等では雇用・解雇ともにもっと簡単なのですが、日本は到底およばない結果、このような形になっています。

IT土方の特徴

IT土方の皆さんの素性

IT業界の中でもキツい仕事をされている方々を、「IT土方」と呼びます。彼らは土方仕事のように請負構造になっていますが、仕事が定時に終わらないなどの特徴があります。
今回はIT土方の皆さんの特徴を挙げてみましょう

定時出社・終電帰りが基本、時には泊まり込み

IT土方の底辺では、「言われたことしか出来ない人」「言われたことを吸収して応用する人」の2種類に分別されます。
前者では作業オペレータやサーバ等の監視業務といったマニュアル通りの作業をお願いする事が多いです。
後者ではエンジニア・プログラマとして、主にサーバ等の設計・設定・トラブル対応もしくはプログラミングといった業務を担当して貰い、必要に応じて現場マネージャとして同じ出向元の社員をまとめる業務も行います。
まず定時出社は基本であり、それが元請け社員より早い時間で仕事がなくてもその通りに出社する必要があります。
オペレータは定時を少し過ぎたくらいで上がることが出来ますが、エンジニア・プログラマは要件をクリアする見込みが立つまで何時まででも仕事をする必要があります。また、出向社員は請負契約であり、所属会社によっては就業規則で「労働時間は趣向先企業に準ずる」としている所もある為、実質残業はつきません。また、それ以外にも自社の案件がある場合は持ち帰って対応する場合もあります。
急遽の泊まり込みの場合、着替えなどは持参していない為、そのまま翌日も過ごす事となります。運良く銭湯やコインシャワー等が近くにある場合は、間合いを観てシャワーを浴びに行きます。

職場のストレスの原因にパワハラ・テクハラがある

職場は何だかんだで机は狭く、下手すれば古い事務椅子の場合もあります。出向先にもよりますが、一般的に労務環境はよろしくないです。そんな中で、人間同士のトラブルの一部に「パワハラ」「テクハラ」が挙げられます。
「パワハラ」は上司・部下の関係で発生するものという認識ですが、元請け社員から出向社員へパワハラが発生した場合でも、指導の一環として処理される場合が多いようです。
「テクハラ」とは、テクニカルハラスメント(技術的嫌がらせ)の略称であり、たとえば1個の物事をねちっこく問い詰める等があたります。パワハラに技術的要素が加わった物、と考えていただければと思います。

休日は週1日という人も

人間は衛生的に過ごすために、週1日は休みが必要なのですが、週休2日の職場でも毎週1日を休日出勤して案件をこなす為に当てている人も居ます。現場では圧倒的に時間も人も足りないのです。残りの1日はひたすら寝て過ごす、という方が多いでしょうか。
代休についても一般的には消化されません。これは「休む=悪」という考えが現場にはびこっている場合、休みを取りづらい空気になる為です。

おわりに

さいごに、IT土方とかブラック企業と言われつつも、彼らはピュアでマジメな人が多い気がします。そんな皆さんが世の中の電機・ガス・水道・インターネット等のインフラを動かし続けている事を忘れないであげてください。

IT土方を脱出する方法

デスマーチだらけの社畜から脱出するために

毎日お疲れ様です!…と書きたくなるほど、IT土方…別名ブラック企業の社畜(しゃちく)という方は多いです。私の身の回りにも両手両足で数えきれないほどいらっしゃいます。
さて、今回はクリアしてもクリアしてもやってくるデスマーチ(以下デスマ)から開放される為にどうすればよいか、ご紹介しましょう。

デスマーチって?

デスマーチ(死の行進)とは、破綻して終了が見えないプロジェクトにおいてひたすら要件をこなす事です。もちろん仕事はエンドレスですので、残業云々ではなく、下手をすれば家にも帰れません。
往々にしてプロジェクトの破綻はセールスもしくはプロジェクトマネージャによる顧客とのコミュニケーションミスですが、蓋を開けてみるとセールスがイエスマンだったという事も多いようです。

デスマを続けていれば、いつかは誰か倒れる。

デスマはエンドレスに続きますので、途中で誰か倒れます。これを業界では「死人が出る」といいます。
そして倒れた人の分の仕事は誰かが引き継ぎ、可能であれば新しい人員が補填されます。
そしてそれは、明日のあなたかもしれないのです。

体調が悪ければ休職も!

さてこの業界、職業病としてかかるのはうつ病だけではありません。しかし最初の頃はうつ病とすらわからないのが本当のところです。ふとした瞬間に「楽になりたいな」「消えたいな」と思うようになったら、心療内科などの病院へ相談なさる事をおすすめします。最近は当日初診枠がある病院もあり、一時期のような2週間待ち・1ヶ月待ちといった状況は徐々に解決されているようです。
その他にも、みぞおちのあたりが痛ければ胃カメラ検査の必要があります。これは胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状の一部です。同じく、下血が続く場合もストレス性の潰瘍の場合があります。
いずれも仕事のストレスが原因ですので、できれば休職期間を経て、いったん普通の生活に戻ってみませんか?

異業種転職、しかし…?

「ITなんかやめてやる!」という言葉は、私も何度も聞きました。しかし、世間はなかなか異業種転職には厳しいようです。
ある人は、クラウドソーシング(ネット上で仕事を発注・受注する事)で異業種の仕事をはじめました。もちろん割が良いかというとむしろ良くない事もありますが、会社・通勤・ストレス…といったものから解き放たれて、自宅やカフェで自分のペースで仕事できるのは、とても魅力的です。

おわりに

気がついたら、日本を代表するブラックな業界としてITが挙がっています。しかし、残念ながら今の世の中はITが無ければ何一つ回らない世の中になってしまいました。
しかし、他人は他人、自分は自分です。どうか自分の道を見つけてください。